何でも知りたいカナちゃん

好奇心旺盛なカナちゃんが物知りのヒロおじさんに色々と知りたいことを聞きます。

どうして虹ができるの?

ヒロおじさん、どうして虹ができるの?昨日、雨上がりにすごくきれいな虹が見えたんだよ!なんで空にあんなカラフルな弧ができるのか不思議でたまらないの。

それは素敵な質問だね、カナちゃん!虹って本当に美しい自然現象だよね。じゃあ、まず虹がどうしてできるのか、簡単に説明してみるね

うん、教えて!

虹ができるためには、まず太陽の光と雨が必要なんだ。太陽の光は実は白い光なんだけど、この白い光はたくさんの色が混ざってできているんだよ。

え、白い光がいろんな色でできてるの?

そうなんだ。白い光は、赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍(あい)、紫といった色が全部混ざってできているんだ。これを『光のスペクトル』って言うんだよ。

へえ!それで、その光がどうして虹になるの?

まず、雨粒が空中に浮かんでいることがポイントなんだ。太陽の光がその雨粒に当たると、光はその中で屈折(くっせつ)という現象を起こすんだ。屈折っていうのは、光が水やガラスなどの違う素材に入るときに曲がることを言うんだよ。

光が曲がるってこと?

うん、そうだね。それで、光が雨粒の中に入ると曲がって、その後、雨粒の内側で反射されるんだ。そしてまた外に出てくるときにもう一度曲がるんだけど、このとき光が色ごとに分かれて出てくるんだ。

なるほど!それで、いろんな色の光が分かれて見えるんだね。

その通り!だから、虹は太陽の光が雨粒の中で屈折して、反射して、もう一度屈折することで、赤から紫までの7つの色がきれいに並んだ弧になって見えるんだよ。

ふーん、でもどうして虹は丸い形をしてるの?

いい質問だね!僕たちは地上にいるから、半円のように見えるんだけど、飛行機から見たり、高い場所から見たりすると、虹が完全な円に見えることもあるんだよ。

えーっ、そんなの見てみたいなあ!

そうだね、自然の不思議って本当に面白いよね。でも、虹を見つけるにはちょっとした条件が必要だから、それを覚えておくといいかもしれないよ。

どんな条件?

まず、太陽が低い位置にあること。そして、太陽の反対側に雨が降っているか、湿った空気があることが大事なんだ。虹を見つけるときは、太陽に背を向けて、太陽の反対側の空を見てみてね。

なるほど!今度雨が降ったら試してみる!

ぜひやってみて!虹はいつ見ても感動するものだから、次に虹を見たときは、どうしてその色が見えるのかを思い出して、もっと楽しんでね。

うん、ありがとうヒロおじさん!虹の秘密がわかって嬉しい!