何でも知りたいカナちゃん

好奇心旺盛なカナちゃんが物知りのヒロおじさんに色々と知りたいことを聞きます。

トンボってどうやって飛んでいるの?

ヒロおじさん、トンボってどうやって飛んでいるのかな?
あんなに早く水平にも垂直にも動けるのがすごくない?
まるで魔法みたい!それに比べて、人間が作るヘリコプターやドローンはあんな動きができるの?

それは良い質問だね、カナちゃん!
トンボの飛び方は本当に驚くべきものなんだ。
実は、トンボは「飛行の達人」とも呼ばれていて、彼らの飛行能力は昆虫の中でもトップクラスなんだよ。

飛行の達人!?
どうしてそんなにすごいの?

トンボが飛ぶ時の動きの秘密は、その羽と筋肉の使い方にあるんだ。
トンボは4枚の羽を持っていて、それぞれの羽を独立して動かすことができるんだよ。
そのおかげで、前後左右、上下、さらにはホバリング(空中で静止すること)も自由自在にできるんだ。

それって、どんな仕組みなの?

トンボの羽は、体に対して特別な角度で取り付けられていて、前後の羽を交互に動かすことで、推進力と揚力を生み出しているんだ。
さらに、羽を上下に動かす筋肉も特殊で、ものすごく速く動くんだよ。
これがトンボの飛行をあんなに速く、しかも精密にコントロールできる理由なんだ。

それじゃあ、人間が作ったヘリコプターやドローンもトンボみたいに飛べるの?

人間が作るヘリコプターやドローンもトンボの飛行に影響を受けている部分があるよ。
例えば、ドローンの四つのプロペラはトンボの4枚の羽のように、それぞれ独立して動くことで安定した飛行ができるんだ。
でも、トンボほど自由自在に動くのは難しいんだよ。

えー、なんで?
人間の技術ってすごいんじゃないの?

確かに人間の技術はすごいけど、自然の生き物が持つ能力にはまだ追いつけないところもあるんだ。
トンボは何億年もかけて進化して、今の飛行能力を手に入れたんだ。
トンボの筋肉や羽の構造は、人間が作る機械ではまだ再現しきれていないんだよ。

そうなんだ。
でも、どうしてトンボはそんなに複雑な飛び方をする必要があるの?

それは生き残るためだよ。
トンボは主に他の昆虫を捕まえて食べているんだけど、そのためには素早く動いて獲物を捕らえる必要があるんだ。
また、天敵から逃げるためにも、素早く複雑な動きができることが大切なんだ。

トンボって、捕まえるのも大変だもんね。
動きが速すぎて、見ているだけで目が回りそうだよ。

そうだね。
実際、トンボの動きを再現するのは、人間にとってはまだまだ挑戦なんだ。
でも、トンボから学んでいることはたくさんあって、今後もトンボの飛行を研究することで、もっとすごい飛行機やドローンが作られるかもしれないよ。

なるほど!
トンボをじっくり観察して、もっといろんなことを学びたいな。
ありがとう、ヒロおじさん!

 

参照元

  • Azuma, A. (2006). The Biokinetics of Flying and Swimming. American Institute of Aeronautics and Astronautics.
  • Ennos, A. R. (1989). The kinematics and aerodynamics of the free flight of some dipteran flies. Journal of Experimental Biology, 142, 49-85.
  • Dickinson, M. H., Lehmann, F. O., & Sane, S. P. (1999). Wing rotation and the aerodynamic basis of insect flight. Science, 284(5422), 1954-1960.